車庫が死んだ日~ウソで塗り固められたセキスイハイム~

今の我が家のカーポートは、車庫入れの際に 4~5回切りかえしをしなければ 入れることが出来ないような状態です。

毎回 細心の注意を払っているのですが、
とうとう車庫入れの時に 駐車場入り口のゲートに接触し、車体に傷を着けてしまいました。

夜 帰宅時には、真っ暗な入り口付近でバックライトだけを頼りに目を凝らしながら車庫入れをしなければならず、雨天の時などは 尋常ではない緊張感を伴います。

設計段階で、他のハウスメーカーより30センチ以上カーポートの幅が狭かったのですが、ユニットを削ることは出来ないということで 結局 狭いままで造るしかありませんでした。

それでもセキスイハイム立川展示場デシオT店長は、終始 全く問題は無いと言い続けておりました。

今のガソリン車を 電気自動車に乗り換える前提で、カーポートには充電器も設置しました。

しかし、電気自動車は 今乗っている車の車幅よりも更に10センチほどワイドになってしまう訳ですから、今のままの間口のカーポートでの入庫は 至難の技でしょう。
ほぼ無理だと思います。

何故このようなカーポートになってしまったのでしょうか?

そこには、1つの大きな原因がありました。

最終図面確認時に、突然 家全体が20センチも東側(駐車場の出入口側)に動かされてしまっている図面を渡されました。

エネファームやエアコンの室外機などを家の西側に設置するのに、メンテナンススペースが足りないということが理由だということでした。

???
いきなりの事で、よく理解出来ない説明でした。

何を言っているの?
そんな事はあり得ないでしょう?!
という疑問が次第に怒りに変わってきました。

だって、今さら急に 家を動かさないと建てられないって、どう考えたって おかしいじゃないですか!

最初に設計する段階で、西側に設置する物や そのサイズは分かっていたはずではないですか!

それを、図面の最終確認の日になって 唐突に何を言っているのですか?

いくらなんでも、気付くのが遅すぎでしょ!

その上、セキスイハイムは 他のハウスメーカーと違って、

  • 工場のレーンが予約出来ないと数ヶ月遅れる
  • 据え付けの日に雨や雪が降ると 延期になる
  • 後日トラックが確保出来ないとまた更に数ヶ月遅れてしまう

とか脅かされる事が多過ぎです。

我が家のように 祖父を迎え入れる日が決まっている様なケースだと、それをいいことに散々せかされ 選択肢を狭められてしまいます。

じっくり考える時間を、どんどん奪われてしまいます。

“間に合わなくなってしまっては困る”というこちら側の弱点を巧みについてきます。

我が家は7LLDDKKですが、クロスは全室同じです。

リビングもキッチンも廊下もトイレも洗面も全~部同じクロスにさせられました。

洗面所やトイレなどの水回りはせめて違うクロスにしたかったのですが、それすらも自由に選ぶことはできませんでした。

お風呂の床も 在庫は白のみしか無いと言われ、他の色にすると間に合わないと言われ、仕方なく2ヵ所共 白にしました。
ハイム仕様の物なのに?と 不可解ではありましたが、了承せざるを得ませんでした。

また、当初から各フロアー毎に1ヵ所 エコカラットの壁面を付けることにしておりました。
が、それも言葉巧みに誘導されて 最終段階になってハイム製品のガウディアに変更ということになりました。

エコカラットより、ガウディアのほうが圧倒的に性能が良いという説明でしたが、真偽のほどはいかに?

嘘で固めた販売手法の数々をしっかりとて、検証していきたいと思っています 。

…等々 これまでの様々な経緯と同様に、完成時期の遅れを避ける為には 仕方なく建物全体を20センチ動かすということを了承せざるを得ませんでした。

但し、その際には
「20センチ家を動かしても何の問題も無い」

と言い切るT店長に対して
「その後の外構工事に悪影響を及ぼす事はないのか?」

など、当然 何度も念を押して問いただしました。

以前の車椅子用のスロープの一件が頭をよぎったからです。

当初、家の東側は出来る限り広くスペースを取って、車椅子用のスロープや自転車置場などのスペースを確保するという予定でした。

ところが、毎回 打ち合わせの時に 記録を全く取っていない店長は、前回の打ち合わせ時に合意していた設計や設備等の内容を、次の打ち合わせの時にはすっかり忘れてしまっている…という事が頻繁にありました。

その都度 図面を確認しながら、間違い探しに何時間も掛けざるを得ない状況が続いたのです。

本当に疲れ果てる作業であり、我々にとっては全くもって不毛な時間でした。

結局、取り付けるはずだった車椅子用のスロープは いつの間にか設計図から消されてしまっていて、気付いた時には時すでに遅し!でした。

車椅子が通れる幅を確保する事は もう出来なかったのです。

セキスイハイムの場合、駐車場の時同様 寸法に合わせて“ユニットを15センチ削る”というような融通は一切利かないのです。

非常に残念でしたが、車椅子用のスロープは 断腸の思いで諦めるしかありませんでした。

まさか今回も…?
さすがに そんな事はないだろう?等と不安な思いを抱きつつも、嫌な予感がしました。

そうです…不安的中でした!

T店長の言っていた事は、全て大ウソだったのです!

外構工事には全く支障がないと断言していたにも関わらず、実際は 取り返しのつかない事だらけでした!

そもそもカーポートに関しては 最初から

  1. 防犯の為に、出入口にはシャッターゲートを設置して、電動のシャッターを取り付ける。
  2. カーポートの出入口が暗く、 入庫時危ないので ゲートの両サイドの支柱に外灯を付ける。

という要望を、打ち合わせの度に何度も繰り返し伝えてきたのです。

(↓両サイドに付ける予定だった外灯 クリックすると大きな画像が見られます↓)

家族全員の一致した希望だったので、これだけは譲れない計画でした。

また、私共は 担当者にこれ以上騙されることがないようにと思い、
直接 シャッターメーカーと外構業者 双方に、施工の仕方について 聞きました。

シャッターゲート式のカーポートの場合、震災時などに倒壊しないように 両サイドの支柱に10センチ角の鉄骨を入れて強度を高めなければいけないということでした。

ところが、我が家の場合 直前に家を20センチも動かしてしまったので、支柱に10センチ角の鉄骨を入れることが出来なくなってしまったのです!

まさかの事態の発覚に、呆然としました。
一体どうなってしまうのだろうか?
とても不安でした。

ところがT店長は、

「20センチ家を移動させる件については、既にHさん(外構業者)にちゃんと伝えて確認を取ってあるから大丈夫です。問題ありません」

という返答でした。

以前にも記した通り
我が家の外構業者は セキスイハイムの元社員であり、店長から紹介された人でした。

(※ちなみに、営業担当が元ハイム社員である外構業者を紹介・斡旋することはキックバックを貰う恐れがあるためセキスイハイムでは禁じられているそうです。)
店長の親しい友人であるということでしたから、意思の疎通が図られているという点では疑っておりませんでした。

ところが後日、たまたま現場を見に行った という外構業者から、とても慌てた様子で連絡が入りました。

「家の位置が設計図と違っていることにとても驚いた」

という旨を 早口で話され、非常に焦っておられました。

最後に

「シャッターゲートの両サイドの支柱に、外灯を取り付けることは完全に出来なくなってしまいました」

と言われたのですが、

えぇ?
ショックで、その衝撃的な内容の意味を よく理解出来ませんでした。

駐車場の入り口側に家を動かしてしまった為に、シャッターゲートがギリギリ道路の境界線の所まで来てしまい、外灯を付けたら道路に越境することになってしまうので 諦めるしかない とのこと。

次第に内容が分かってきて 唖然としました。

もう 絶望感しかありませんでした。

何とも言い表しようのない鬱々とした気分でした。

何故今さらこんなことになってしまったのか?

そうです…実は

店長は、 外構業者に全く何の報告も相談もしていなかったのです。

しらを切り通せば何とかなると考えていたのでしょうが、そうはいきません。私たちには、きちんと白黒をつける為に、外構業者との打ち合わせの席に店長にも来てもらいました。

そして、問い詰めました。

しかし最初は、

  • 「確か伝えたはずだと思うのですが」…とか
  • 「メールで送ってなかったかな?」とか
  • 「FAXで送ったような…」とか

ジタバタして 何とか外構業者のせいにしようとして往生際が悪かったのですが

最終的にようやく非を認めました。

外構工事に全く支障がないなんて、全て ウソで固めた作り話だったのです!

自分で適当に判断をして、勝手に家を動かしてしまったのです!

呆れてものも言えません!
いくらなんでも酷すぎます!
無責任にも程があります!

結局、店長から紹介された 元セキスイハイム社員のその外構業者は、突然途中で投げ出して姿を消してしまったので、最終的に二人の間で どういうやり取りが為されたのかは定かではありません。

しかし、その無責任な言動は、社会人として到底許されるべきものではありません。

セキスイハイム社内の モラルやマナー、ルールというものに対する認識のズレを痛感しました。

その後、知り合いに相談したり 探してもらったり、大変な思いをして 次の外構業者に依頼をしました。
そして何とかギリギリで外構を仕上げてもらいました。

これまで、色々なハウスメーカーの外構を手掛けていらしたという外構業者の方々曰く、

「シャッターゲートを造るという事が決まっていたのにも関わらず、外壁(東南の角)に 外用の電源が作られていなかったというのには 驚いた。信じられない」

「普通は、外灯用や電動シャッター用として、ちゃんと隣接する外壁から電気が取れるように あらかじめ作ってあるはずなんだけどねー」と!

ここでも、ハイムのいい加減な設計と配慮の足りなさを改めて思い知らされました。

勿論、これらに対しても一切の謝罪はありません!

こんなに酷い欠陥住宅を造っておきながらも、完璧な家であると言い張っている
I営業部長…

謝罪を拒んでいらっしゃる理由は何なのでしょうか?

到底理解できません!

どれほどの良心をお持ちなのでしょうか?

あなたにとって一番大事な事は、ご自分の保身のようですが

どこかおかしいと思われませんか?
何かが足りないと思われませんか?

  • お客様から喜ばれる住空間を造ること
  • お客様を幸せにする住空間を提供すること

が目的のはずでしたよね?!

では、頭がぶつかる階段にヒヤヒヤしながら、日々ストレスを抱えて暮らしている私たちの暮らしというものを、どうお考えですか?

その歪んだ感性や責任感の無さには、全く納得できません‼

住まいを提供する側として
一番大切にしなければいけない重要な部分が、限りなく欠如しているハウスメーカーで家を建ててしまった事を、ひたすら後悔 している日々です。

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投稿者: 行政書士 坂﨑文哉(sozoku.family-terrace.com)

資格:行政書士、宅地建物取引士、管理業務主任者         思想:浄土真宗本願寺派、孫子                  読書:山岡荘八「徳川家康」、司馬遼太郎「関ヶ原」         尊敬:徳川家康、武田信玄、本願寺顕如              音楽:Mr.Children、すぎやまこういち、キンモクセイ、加山雄三   ハウスメーカーや法律についてわかりやすく記述していきたいと思います。 相続や遺言、入管、建設業許可等を専門としている。

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