【VSハウスメーカー】打ち合わせで必要な「三種の神器」其の一

日本という国は諸外国に比べたら訴訟も少ないし、契約書を交わす数も量も少ないです。

なぜでしょうか?

それは日本という国は相手が悪い人間ではないという「性善説」の立場に立っているからです。

つまり相手のことを信頼して、「口約束でもちゃんと守ってくれる」という先入観があるのです。

しかし、法律家の立場として言えばそれは大きな間違いです。

皆さんがお家に鍵をかけるのと一緒で、危機管理意識というのを持っておかなければ自分や家族の生命や財産を守ることはできません。

「人を見たら泥棒と思え」ということわざがあるように「性悪説」の立場に立って物事を考える癖をつけましょう。

では具体的にどのようなことをすれば身を守ることができるのでしょうか。

ハウスメーカーの打ち合わせに欠かせない三種の神器 其の1

 

ICレコーダー

 

打ち合わせは数十日・数時間にも及ぶものですし、全て一言一句記録することは速記でない限り無理です。

ハウスメーカーの担当者が打ち合わせ内容を記入してくれているから大丈夫だと思ったら大間違いです

担当者は大雑把にしか書きませんし、コチラが重要だと思って言ったことを書いてくれるとは限りません

私の東京セキスイハイム立川店長T氏なんかは打ち合わせ内容を書記していないことが多く、コチラに写しを渡さないなんてこともしょっちゅうありました

そのくせ、約束したことを守らず欠陥住宅を隠蔽するときは「言ったか言わないかの水掛け論ですから」と笑い顔でしらを切ってきます。

そのときにはICレコーダーという物的証拠を突き出しましょう。

ICレコーダーにすべて証拠があると言ってもハウスメーカー側はすぐに欠陥を認めないかもしれませんが、内心ビクビクで明らかにICレコーダーの存在を明かす前と後とでは反応が違います。

 

ICレコーダーは裁判でも認められます

 

ICレコーダーの内容は裁判でも当然に物的証拠として認められます。

その際にICレコーダーによる録音は相手に告げないと「効力はないのか?」「犯罪なの?」と言った質問を多く頂きます。

しかし、ICレコーダーで録音をしている旨を相手に告げない「秘密録音」は何の法律に抵触するものでもない行為ですので、真っ当な権利なのです

信条(ポリシー)として相手に秘密で録音することは嫌だという読者の方は担当者に対し、

  • 「家族が出席できないから聞かせるために録音したい」
  • 「身内の法律家が録音しろと言っている」

などと担当者に告げて録音するのもいいでしょう。

 

ICレコーダーによるおすすめの録音の仕方

 

相手に告げない「秘密録音」の方法で録音する場合、皆さんはICレコーダーをどこの位置に置こうと考えますか?

鞄の中やポケットの中など様々あると思いますが、あとで聞き返すときに

  • 「声が小さくて聞き取れない」
  • 「ガサガサ雑音がうるさくて聞こえない」

というような状態に陥らないようにとっておきの録音方法を伝授致します。

それは角形2号(A4サイズ)封筒の中に入れて机に置く方法です。

A4サイズの封筒ならパンフレットや筆記用具を一緒に入れているお客さんだと思われるので録音が気付かれることはまずないでしょう。

しかも紙一枚しか隔てていないので、バッチリ会話が聞こえます。

 

ICレコーダーを買いたくないという方

 

「ICレコーダーを買うのはお金がかかるから遠慮したい」

そのお気持ちは良くわかります。

ハウスメーカーで家を建てるだけでもお金をたくさん使うのだから節約しなくてはいけないというのは当然の心境です。

しかし、大金を出して立てた家が欠陥住宅かどうかは神のみぞ知るランダムなのです。

保険だと思って2000円以下で買えるICレコーダーを買うのは長い目で見ても高くはないのではないでしょうか?

 

それでもICレコーダーを買うお金はない

 

スマートフォンをお持ちの方はアプリで録音することが出来ると思います。

スマホで録音するのであればお金はかかりませんし、机の上に置いても不自然ではありません。

しかしながらスマホのアプリというのは録音できていないというエラーが起きる可能性が高いです。

ですから、アプリを使って録音をする予定の方は事前に1~2時間程度継続して録音することが出来るかどうか検証してからお使い下さい

実際「通話」を録音するのでしたらいちいちICレコーダーを取り出して録音するのはめんどくさいですから、アプリをおすすめします

三種の神器のうち1つしか紹介できませんでしたが、あと2つは次回以降紹介していきます。

一生に1度の大きなお買い物は絶対に妥協せずに戦い抜きましょう。

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投稿者: 行政書士 坂﨑文哉(sozoku.family-terrace.com)

資格:行政書士、宅地建物取引士、管理業務主任者         思想:浄土真宗本願寺派、孫子                  読書:山岡荘八「徳川家康」、司馬遼太郎「関ヶ原」         尊敬:徳川家康、武田信玄、本願寺顕如              音楽:Mr.Children、すぎやまこういち、キンモクセイ、加山雄三   ハウスメーカーや法律についてわかりやすく記述していきたいと思います。 相続や遺言、入管、建設業許可等を専門としている。

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